公文書改竄と首相秘書官虚偽答弁疑惑に関する質問

1 財務省の公文書改竄・隠蔽

1-1 最初に新聞報道等が在った時に、省内でどのように文書の存在や事実関係の確認を行い、その報告は省内及び首相周辺等の政権上層部にどこまで報告されていたのか。

1-2 1は首相による自身が夫人が関与していたら辞めるという国会答弁の前に終わっていたのか、確認終了はその後だったのか

1-3 財務省幹部及び首相周辺等は今年の問題発覚までに、再度事実関係や文書について調査や問い合わせを理財局に対して行わなかったのか。行った場合はどのように行ったのか。

1-4 首相・財務相は直接佐川理財局長(後国税庁長官)に対し公文書関連で質問したり話を聞いたりしたことはなかったのか。またあった場合にはその際局長の報告に疑問を抱かなかったのか。

1-5 谷首相夫人付の行動についてはファックスが報道されているが、他に同職員の行動について明らかにするような公文書は内閣に残っていないのか

1-6 そもそもなぜ首相夫人付が籠池理事長側との仲介を担当しているのか。安倍事務所等の私設秘書の側が仲介したなら通常の陳情対応と言えるかもしれないが、敢えて政府職員たる首相夫人付が業務内で担当した理由。

2 首相秘書官の虚偽答弁疑惑

2-1 首相秘書官が国家戦略特区問題を担当した経緯と、内閣府・各省庁との役割分担は。また首相秘書官の行動については誰の指示によるものなのか。

2-2 そもそも加計学園愛媛県今治市の担当者と首相秘書官との面会を提案・調整したのは誰なのか。首相秘書官自身なのか、学園側の提案か。学園側の提案ならば学園側は直接首相秘書官に連絡を取ったのか、他の部署経由か。あるいは内閣府等が首相秘書官に取り次いでいたのか。

2-3 首相秘書官の面会記録は本当に残っていないのか。本人及びそれを補佐する職員による日程調整用のスケジュール表のようなものはデータの形でも残っていないのか。

2-4 首相秘書官の部屋まで行く途中で、面会者は官邸の警備担当者の確認をどのように受けるのか。例えば受付で申し出るなど。首相官邸の保安上、警備担当者は面会者・入退出の記録を把握したりしていないのか。

2-5 去年7月に面会が報じられた際、首相周辺はどのようにして面会の有無を調査したのか。またその調査結果の判明は首相による国家戦略特区会議前に個別案件に携わることはなかったという答弁の前か後か。

2-6 首相自身は柳瀬経済産業審議官に直接質問する等したことはなかったのか。首相が面会していたかもしれないという「記憶」の訂正について報告を受けたのは何時か

2-7 首相秘書官への面会件数は年間どれぐらいで、面会者の所属先等は。今回のように自治体関係者が含まれる場合はどれぐらいか。面会希望時はどのようにアポイントメントを取れば良いのか。そのうち首相の指示や首相の代理による案件はどれぐらいか。また面会後首相に報告している件数はどれほどか。

2-8 そもそもなぜ3回も会う必要が在ったのか、3回の内容はどのように違ったのか