2011-12-25から1日間の記事一覧

読んだ本 良知力『青きドナウの乱痴気』

良知力『青きドナウの乱痴気』平凡社、1985年 229p 234.6 概念が余り登場しない文章。理論や構造ではなく細部に亘る具体の記述から話は始まる。だからこそ「プロレタリア」とか「市民」と云った語が使用されて表現される時の重みが違う。 描かれるのは1848年…

読んだ本 岩城宏之『音の影』

岩城宏之『音の影』 文春文庫、2008年 299p 762.8 頭文字のABC順に作曲家を取り上げてその作曲家に関する話を綴ったエッセイ。当然だがアルファベット毎に濃淡はあり、数人まとめて取り上げて一回で終わってしまう頭文字もあれば、Bのようにベートーヴェン・…

読んだ本 岡田暁生『西洋音楽史』

岡田暁生『西洋音楽史』中公新書、2005年 762.3 別に音楽史に限ったことではないが、過去の人物や事件のそれぞれについて記述したものを単純にまとめただけで「歴史」を記述したつもりになっている本は少なくない。そういった形式の、事典或いはアンソロジー…

読んだ本 萩尾望都『ポーの一族』

萩尾望都『ポーの一族』1-3 小学館文庫、1998年 726.1 少女漫画の歴史に名を残す名作として知られる作品。辻惟雄『日本美術の歴史』(東京大学出版会、2005年)で古今の美術作品と共に平然と取り上げられていたのを覚えている。ただ私の周囲だけなのかもしれ…